年齢を重ねる前に準備しておきたいことがあります。勝間和代さんの著書『勝間式ロジカル不老長寿』では、3つのポイントがわかりやすく解説されていました。
それは、身体的リスク、金銭的リスク、社会的リスクです。どれも高齢者になってからでは対応しにくい長生きリスクだと感じました。
1つ目は身体的リスク。これは年を取ると体が思うように動かなくなることです。私たちの体は20台を過ぎると少しずつ衰えていきます。思うように体を動かせなくなってきます。適切な食事、十分な睡眠、そして運動。若いうちから意識して生活に取り入れていくことが大切です。
私はその中でも睡眠がキーになると思っています。疲れてしまって何もする気が起きなくなったとしても、しっかりと睡眠をとることで体力と気力を回復して、また元気に活動することができるからです。十分な睡眠をとることではじめて、栄養のある自炊をしたり、運動をする意欲が確保できる気がします。
一番もったいないのは、疲れたままだらだらとスマホを見たりテレビを見続けてしまうことだと感じます。もちろん楽しみのためにテレビなどを観ることは悪いことではないと思いますが、時間を区切ったり、家にいる間はスマホは触らないなどのルール作りが必要だと思いました。
2つ目は金銭的リスク。年を取ると収入を得ることが難しくなっていきます。特にサラリーマンは、定年になると一気に収入がなくなるので、そうなる前に自分で稼ぐ力を身に着けておくことが大切です。収入を得る手段がないまま高齢者になり、年金生活になってしまうと、年金と貯金の範囲内での生活を強いられます。その人の生活は小さな枠に押し込められてしまうことになります。
このブログでも何度か取り上げているインデックス投資などでしっかりと貯蓄をするとともに、高齢者になっても現役でありつづけることが、幸せに長生きをするには大切だと感じます。
3つ目は社会的リスク。高齢者になると社会とのつながりが希薄になっていきます。現役で働いている間は、会社をはじめとした組織とのつながりがあります。また、同年代の友人も元気で、一緒に出かけたり食事に行ったりすることができます。しかし、仕事を辞めてしまえば、仕事のつながりは一気になくなりますし、年をとれば一緒に遊んでくれる元気な友人もだんだん減っていきます。
仕事を続ける、仕事以外のつながりを増やす、自分よりも若い人と積極的に友人になることが大切です。自分よりも若い人とのつながりを持つためには、若い人から見ても交流したくなるような魅力的な人物でなければ不可能でしょう。新しいものをどんどん取り入れて、自分自身をアップデートしていかなければいけないと感じました。
長生きできるようになった時代だからこそ気を付けたい3つのリスク。しっかり備えて行きたいと思います。
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