現在、米グーグル傘下の「Deepmind」というベンチャー企業が作った囲碁ソフト「AlphaGo」と、韓国人プロ棋士のイ・セドル九段の対局が行われています。
対局は5回戦を予定しているとのことですが、ここまでの2局は「AlphaGo」の連勝。人工知能が囲碁のトッププロに勝てるようになるには10年かかると言われていたはずなのですが、とんでもないことになりました。
イ・セドル九段といえば、囲碁の世界大会で何度も優勝している世界のトッププロです。その棋風は独創的で、まさに天才棋士の一人だと思います。そのイ・セドル九段が、まさか負けてしまうとは。
人工知能が身近になる
今回、予想以上の速さで人工知能が進歩していることが分かりました。
今後は、人工知能がどんどん身近になっていきそうです。例えば、冷蔵庫の中の食材を認識して料理を提案してくれたり、家計簿や生活リズムといった情報から日々の生活の見直し点を提案してくれたり、車に行き先を告げるだけで自動運転で目的地まで連れて行ってくれたりするかもしれません。
セキュリティは大丈夫か
そうした未来で心配なのは、やっぱりセキュリティです。
人工知能の進歩によって、私たちの生活は便利になるでしょう。しかし、それは私たちの生活の一部を人工知能に委ねるということです。コンピューターウィルスなどによって、今まで以上に大きな被害が発生する可能性は高まります。
便利さだけを追い求めるのではなく、セキュリティを高めていくことができなければ、私たちの生活に人工知能が入り込んでくることは、大きな脅威を抱え込むことになるように思います。
とはいえ、まずは人工知能の進歩を喜ぶべきですね。「AlphaGo」すごいなぁ。
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