1年と少し前から、インデックス投資を始めました。
低コストで分散投資
インデックス投資は、日経平均やTOPIXなどの市場の動きを表す指数がありますが、この指数に連動した値動きをする投資信託などに投資をする手法です。このインデックス投資の利点は、低コストで分散投資できるところです。
まず、投資を集中してしまうと、その投資先に何かあったときに大きな損失が出ます。例えば、最近、シャープや東芝といった大会社の経営難が報じられていますが、もしこれらの会社の株だけに投資をしていたら、取り返しのつかない損が出ているはずです。そんな事態を避けるためには、投資先をしっかりと分けておくことが大切です。
インデックス投資の対象となる投資信託等は指数に連動するものなので、多くの投資先を含んでいます。もし、投資信託の投資先が東芝の株だけだったとしたら、日経平均には連動できないですよね。その指数に関係する株などにバランスよく投資しているからこそ、指数に連動した投資信託となるのです。したがって、指数に連動する投資信託を買うと、自動的に分散投資をすることでができるのです。
また、このような投資信託は低コストでもあります。なぜなら、運用の手法として機械的に指数と連動することを目指すため、「この会社が伸びそうだ」とか「この会社は危ない」といった判断をしないからです。そういった判断をするためのコストを削減できる分、インデックス投資は低コストになります。
長期間じっくりと
とはいえ、インデックス投資は良いことばかりではありません。市場の動きを表す指数と連動するということは、市場の平均と同じになるということ。したがって、短期間で利益を出したい人には向きませんし、基本的に大儲けはできません。長期間じっくりと投資をする覚悟がある人が、なるべくリスクを少なく、ほどほどの運用益を出していきたい場合にとるべき手法なのだと考えています。
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